昨日のブログで心の内的成長が「智」から始まる第一歩であると申し上げました。
その「智」とは 知ること、理解すること、比べること、計画することなどたくさんの意味を持ちます。
イメージ的には人の頭の働きによる理解という印象が強いかと思われます。
その部分も含まれているのは間違いないと思いますが、よくよくその字を見つめてみると、「日」の上に知ると書いて「智」という文字。
「日」を知るとはどういうことでしょう。
私たち人類の祖先は現代よりも科学が発達していない時代、厳しい自然環境に対応しなければその命を存えて生きることは出来なかったでしょう。では生き残るために必要な情報を何によって得ていたのか?ということを紐解いてみると答えが見つかりそうです。
人類は「日」の運行や「月」の運行、さらには「星」の運行に依り、その自然の法則に沿って生活していたのでしょう。
太陽や数々の星々を神様として信仰していたわけです。
実際、人間が生きるために必要不可欠な食料の確保、例えば農耕では、どのようなタイミングでどのような土地にタネを撒いて育てて、いつ収穫するのかということは、植物の生育に重要な太陽の運行に沿うことになります。
まさに「日」を知ることですね。
五常のひとつ「智」とはひとりの人間という小さな存在が身近な事を知り理解するということが、ひいては宇宙の法則を理解することへと発展し相対的に関連しあい繋がっているということまでも包括しています。 そして、自然との繋がりを知覚して感じることのできる意識状態はちょうど良いタイミングや環境、人との関わり方を直感を持って認識することに他ならないのだということを教えてくれています。
ここでまた「アミ 小さな宇宙人」の言葉を借りるならば…
「愛が宇宙の基本法だってことを理解して、国境をなくし、ひとつの家族のように仲良くみな統一して、愛に基づいた 新しい組織づくりをすれば、生き延びることができるんだ。」
「よろこび、健康なユーモア、楽天主義、希望、責任、悪意のない魂、信念、許し、隣人へのたすけ、ほんものの愛などが、ますます必要不可欠なものになっていき、それが人類にとって、そして一人ひとりにとって、高い水準の存在へうつるのに必要なエネルギーになると言っていた。」
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