あなたやあなたやあなたのどうにもならないところ。
頑固で融通がきかないところ、都合よく嘘をつくところ、人になんか頼らない可愛げのないところ。
ある時ふと気がついた。
それらは自分の中のどうにもならないエゴだったってことを。
星の王子様は一度それらから逃げ出して旅に出たのかな。
でもそれらの愛おしさに気がついて、小さな星に戻っていった。
自分の胸に手をあててそれらを慰めてみた。
一度だけじゃない、スマホを手にする代わりにね、何回も何回も。
そうしたら不思議なことが起きたよ。
今、あなたの、あなたの、あなたのどうにもならないところが愛おしく感じるんだよ。