はじめまして
少し自己紹介をさせていただきます。
出身は大阪府堺市です。
父親の転勤で小学1年で関東へ越してきてからは埼玉、東京、神奈川を転々とし、現在の横浜市瀬谷区に落ち着きました。
東京の短大を卒業し、自動車メーカーに就職し、なんとなしにOLを7年ほど続けました。結婚妊娠を機に退職し第一子が幼稚園に入園する頃、自宅で義理の母に誘われてエステサロンを始めました。
エステティシャンとなって約10数年が経ち本当にその頃までは、とりとめなく、穏やかな、なんとなくな人生だったように思います。
そして今から8年ほど前、自分にとってひとつの区切りとなるような出会いがありました。
その出会いについてお話ししたいと思います。
中医アロマとの出会い
今から9年ほど前、本屋でたまたま見つけた本。
「家庭の医学書 中医アロマセラピー」
当時の私は偏頭痛、首の痛み、肩凝り、生理痛、生理前症候群、情緒不安定…不定愁訴のオンパレード状態。
こんな不調だらけの私が昔からずっと心に秘めていた憧れの肩書きが「アロマセラピスト」でした。
不安と期待が入り混じるなか、少しの勇気を持って思い切ってアロマスクールの扉を開いたのでした。
あれから丸5年が経ち、今ではリピーター率90%のアロマサロンでクライアント様の心身のケアを任される日々を過ごしています。
ところで私を悩ましてきた様々な不定愁訴はというと!
不定愁訴は中医アロマの得意とするところです。
心身のバランスの乱れを中医学を用いて正しく見立てることで、何を足せばいいのか?何を取り除けばいいのか?自分で自分の体を見立て正しくケアする事が出来るようになりました。そして、自然に根本的な不調改善へと向かっていきました。
そして中医アロマとの出会いは体の不調改善だけではなく、今までのなんとなく過ごしていた人生に思いきった挑戦に対して自分の意志でそれに挑み乗り越えるという大きな成果をもたらしてくれました。
そして父は最後の時を迎えることとなりました。
これまでどれだけ辛かっただろう。
肺を患っていたので酸素の吸入なしではいられず、吸入の量は日に日に増え、24時間ずっと全速力で走った後のような呼吸を繰り返していました。
私は父がこの苦しみから解放される安堵感でもあり、これから始まる泣いてもいられないであろう様々な手続きなどに追われる日々を予感した変な使命感か、後悔でもなく悲しみでもない、なんとも言えない初めて味わう感情が自分を支配していたことを覚えています。
今まで生きてきた中で最大級に辛い悲しい出来事に遭遇した私は想像以上にダメージを受けていました。
その後何ヶ月か経った頃から体調が悪く尋常でない月経の出血や、下腹部の重だるさを感じ婦人科を受診しました。検査の結果は今まで出来たことのない子宮筋腫、卵巣嚢腫、子宮内膜増殖症と診断され、細胞診の結果は異形が認められガン化の可能性はかなり高いです。と医師に告げられました。3ヶ月後に再検査となりました。
3ヶ月もただ様子を見ているだけなんて、不安でそれこそ本当にガンになるだろうと思いましたので、とにかく私の体の不調和を治すのは中医学に通じた方に診てもらうしかない!と思いました。
この時、中医アロマで中医学について知らなければ、何も手立てすることもなく再検査まで不安な3ヶ月を過ごしていたと思います。
居ても立っても居られず、ネットで調べ始めました。
すると以外にすぐ、あ、ここだ!という直感がありました。
大阪の誠芳園薬局という漢方薬専門の薬局です。
すぐに電話で予約を取り大阪へ飛んで行きました。
そちらに着き新井先生の顔を見た途端、なんだか不思議と肩の力が抜けて安心感に包まれたのを覚えています。
3ヶ月分の漢方薬をいただきさっそく飲み始めました。飲み始めて10日くらいで月経が来ました。経血はどす黒く塊が大量に出ていました。中医学では瘀血といわれる状態です。でもこれは体の中の悪いものが排出されているのだろうと感覚的にわかったので心配は無かったです。そして次の月にはなんと今までにないきれいな経血の月経がきました。
そして翌月は再検査に向かいました。
結果は子宮内膜増殖症は完治しており、細胞診の結果は陰性。卵巣ももとどおりになっていました。
筋腫はまだありましたが悪さすることもない状態でした。
この結果に私はにんまりして、敢えて漢方薬の話は医師にはしませんでした。
医師は何が何だか??という感じでしたが。
この出来事で私は心と体の深い関係性を身をもって知ることが出来ました。
中医学と現代医学はやはりどちらも大切、区別なくいいとこをお互いに取り入れて人に地球にとって1番良い医療が進んでいったらいいのになぁと思います。
中医アロマセラピーは医療ではないですが、病気の予防の段階では本当に素晴らしい役割を持っているものです。中医学の考え方は本当に理にかなったものです。そして日常に取り入れられる家庭の予防医学です。
一家庭にひとりの中医アロマおうちセラピストが居たら日本の医療費問題はあっさり解決すると思います。
またまた長々と書き連ねました。
そんなことがあり、私は人生最大の悲しみを乗り越えて今自信を持って中医アロマのセラピストを育てることにやりがいを感じて日々を過ごしています。
長くお付き合いいただきありがとうございます。